史跡散策


移りゆく時を静かに、そっと見守り続け・・・


村上の街を歩けば、いたるところに、
歴史の残り香が。
神社、お寺、そして珍らしい九品仏。
日本文化の美しさ、尊さ、素晴らしさを
今に伝えるこれらの名所を巡り歩くのも、
ここ村上ならではの旅の楽しみ。
静かな時の流れに身を置けば、
心に、何故か懐しさがこみあげて。

羽黒神社の神明宮
■羽黒神社

 この神社の神明宮は、桃山時代の様式を残した建物で、新潟県文化財に指定されています。また、毎年7月6・7日に行われる祭礼が、村上で最も大きな祭り「村上大祭」です。
■浄念寺

 文化15年(1818)に建てられたこの寺は、この地方では珍らしい白壁土蔵造。本尊は丈六の阿弥陀如来の座像(木像)で、これもこの地方には類のない大きさの見事なものです。また、芭蕉と曽良が参詣したことでも知られています。
(浄念寺本堂・国指定重要文化財)
浄念寺
石船神社(いわふねじんじゃ)
■石船神社(いわふねじんじゃ)

 平安時代の「延喜式」にその名を残す石船神社は、市内で一番古く、由緒ある神社です。この神社の社叢は県の天然記念物に指定されており、椿林や樹齢400年といわれる巨木が見事です。
■諸上寺(しょじょうじ)

 創立はきわめて古く、寺名を感応寺といい文化年間とされています。また、その庭園の美しさは、全国名園鑑にもその名を連ねている程で、古い俚謡にも「花を見るなら 岩船の諸上寺 梅に花につつじに椿 咲いてからまる藤の花」と、うたわれています。
諸上寺(しょじょうじ)
仏海上人の即身仏
■観音寺(かんのんじ)
 真言宗のお寺で、寺伝では元和4年(1618)に宗海上人が開かれたとされています。仏海上人の即身仏(明治36年3月20日入寂で日本最後とされる)が奉安されていることでも有名です。
九品仏(くほんぶつ)
■九品仏(くほんぶつ)
 宝暦8年(1758)、悪霊除けと藩主の150回忌のため、城下の要所に建てられた石仏です。九品とは、極楽浄土にある階級のことで、九品仏は、浄土におられる阿弥陀様の姿。2時間位で、全部を見てまわれます。
■多伎神社(たきじんじゃ)

 この神社には、義経が奥州へ逃れる途中、供の弁慶が社の前の岩の上に立ち日本海を眺め、「さても麗わしき景色かな」と嘆賞したという伝説があります。
多伎神社に通じる赤い橋
耕雲寺
■耕雲寺

 応永元年(1394)に傑堂能勝禅師が開かれたお寺で、傑堂の師、梅山聞文禅師を開祖としています。曹洞宗寺院の中の名刹で、徳川時代には10万石の大名と同じ格式を持っていましたが、残念な事に明治19年(1886)の火災で全伽藍を消失。今は残った山門が往時の名残りを留めています。

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