寺町 (てらまち)
堀氏が城下町拡張の際、戦略上ここに寺を集めた。寛永十二年(一六三五)の村上惣町並銘々軒付之帳には、寺町二七軒、本塩町二〇軒とあり、寺は常念寺、経王寺など。願常寺は本塩町に見える。本塩町はこの地の塩町がすでに去っていることを意味する。 常念寺は泰叟寺を称した元禄二年(一六八九)、奥の細道の芭蕉が訪れた寺で、現浄念寺。土蔵造りの本堂は国重文で、享保五年(一七二〇)没の藩主間部詮房の御霊屋もある。町名は寺の多いことによる。