小国町 (おぐにまち)
慶長年間に安良町に次いで出来た町という。寛永十二年(一六三五)の村上惣町並銘々軒付之帳には「小国町」と見え、家数六〇軒。なかに十人組頭が四人、鉄砲衆、鷹師衆が見える。これらの人を御組と呼び、後代、与力や同心とも称した。後に町立てされた鍛冶町との境には木戸があったという。塩町地内に祀る稲荷社は「同心稲荷」とも言い、現在まで小国町で維持している。天明二年(一七八二)の町軒付帳では、商家二〇軒、酒造屋二軒などが見える。