安良町
(あらまち)

 大町の辻の札から西に、小国町までの町。寛永十二年(一六三五)の村上惣町並銘々軒付之帳には「あら町」「新町」とあり、家四一軒。なかに茶師庄次郎の名が見える。
 茶師は茶商である。地名は大町、小町の後に新しくできた町の意で「荒町」とも書いたが、宝永二年(一七〇五)には、「安良町」とある。明和六年(一七六九)の軒付帳では家数七八、なかに磯部順軒の寺子屋が見える。嘉永二年(一八四九)の家数は八〇軒。城下の大年寄が詰める町会所があった。